コラムColumn
こんにちは。
京都市西京区上桂の動物病院「リアンどうぶつ病院」です。
ここ10年間で、わんちゃん・ねこちゃんの寿命は平均6カ月~8.4カ月も延びていることがわかっています。
人間の年齢に換算すると1年間に3~4歳の年齢を重ねるわんちゃん・ねこちゃんにとって、これは大幅な延びといえるでしょう。
そうなった理由としては、食事・運動・ワクチンの3つの充実が挙げられます。
食事と運動については別のページでお話することにして、今回はワクチン接種について大切なことをお伝えしたいと思います。
定期的に行うワクチン注射では、わんちゃん・ねこちゃんの伝染病の予防を目的としたワクチンを接種します。
「うちのこは屋内で育てているから注射しなくてもいいのでは?」という質問を受けることがありますが、ちょっと待ってください。
伝染病の中には、接触せずとも空気感染するものがあります。
飼い主さんやご家族が、衣服や靴にくっつけて外からウイルスを持ち込んでしまうこともあります。
うっかり外に出てしまうことも無いとはいえません。
すべてのわんちゃん・ねこちゃんは、定期的にワクチン接種を受けることをおすすめします。
ワクチン注射は、小さい頃は1カ月ごと4回くらい接種します。(スタートした時期や個体差がありますので、かかりつけの獣医師の指示に従ってください)
1歳をすぎてからは、毎年1回、定期的にワクチン接種を行うのがおすすめです。
(これは「混合ワクチン」の例です。ほかに追加で予防接種が必要なケースもありますので、そちらもかかりつけの獣医師の指示に従ってください)
リアンどうぶつ病院では、土日も診療しています。飼い主さんのご都合にあわせてご来院いただけます。
注意点としては、ワクチン注射を接種した後、まれに食欲がない、うんちがゆるい、という風に少し体調を崩すわんちゃん・ねこちゃんがいます。
万が一の時にすぐに対処できるように、ワクチン接種はできるだけ早い時間に受けることをおすすめします。
わんちゃん・ねこちゃんが元気で快適に過ごせるように、病気になる前の予防に努めましょう。
どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。何かあった時スピーディーに対応できるように、わんちゃん・ねこちゃんの普段の状態を熟知している「かかりつけの獣医師」を、ぜひつくっておいてくださいね。
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